masakisane’s blog

心のファッション

子供が口をきいてくれなくなったのは思春期のせいではなかった

「中学生になったあたりから子供が心を開いてくれなくなった」

「口をきいても簡単な返事ぐらいしかしてくれない」

「思春期だから仕方がないか」とかたずけていませんか?

子供が口をきいてくれなくなった原因はほかにあります。

 

思春期だからではなく自分たちにあった口をきかない原因

無神経なことを言ってしまう

親は子供のことをいつも考えています。

それなのに、たまに親の言うことを聞いてくれないものだからつい、

「あなたはうちの子ではありません」

「出て行け」など

子供が傷つくことを言ってしまうことがあります。これらの内容は子供が傷つくだけの結果に終わってしまいます。

しかもこういったことを言うのは子供のためではなく自らたまったストレスを子供にぶつけているものです。

言われた子供はその言葉が心に突き刺さり、何日も残ってしまうので親を許さないままで心を閉ざしてしまうのです。

親は子供のことを誰よりも大切にしていて、自分の時間も愛情もすべて注ぎ込んだのに、子供がわかってくれないから必要以上に怒ってしまいたくなることもあります。

でも自分がそれを言われてうれしいかを考える必要があります。

自分が子供の時に親にそういったことを言われてどう感じたのか。

言われたことがなかったら、あなたの親はその言葉を言いたくなった時があったが、もしかしたら飲み込んでくれていたのではないか。

それなら今度は自分も飲み込まなくてはいけません。

子供を見るといちいちうるさくしてしまう

親は子供が大切で、苦労や嫌な思い、痛みさえも感じてほしくないものです。

だから心配で心配で、安全なことばかり言ってしまいます。

「宿題した?」「友達と仲良くしてる?」「こうすると危ない。」「横断歩道は…」

心配して子供を苦しめては元も子もありません。

話の内容と違う返事をしてしまった

「この前の英語のテスト、点数よかったよ」

と子供に話しかけられたが

「もう遅いから早く部屋で寝なさい」

と違う内容を言ってしまう場合もあります。

「子供はちょっと褒められるかな」と思って言ったのに、それについては一切触れずに小言だけを言われたら傷ついてしまいます。

大人はいつも間違ったことばかり言う

いつも変なことばかり言っていると、

「この人の言うことは耳に入れる必要がないな」

ということになり、一切話を聞かなくなります。

たまに聞くのは、お小遣いお菓子など自分の有益になるときばかりになってしまいます。

間違いを認めない

感情的になり怒ってしまったのに、「お前のために叱った」

などと嘘をついて自分を守ろうとしていませんか。

間違いをごまかして、ほかのことにすり替えても子供は気づいています。

「またずるいことをしている」と。

 

してやっている

子供が反抗してきたり、子供と口論になったときに親が子供を黙らせるために

「お前のために仕事をして洋服を買ってご飯も食べさせてやってるんだ」

「家の家賃も学費も払ってやってるんだ」

などと言い返せないような言ってはいけないことを口にすると、

子供のほうも

「今までは話を聞いてやっていた」

だからもう聞かないように、話もしないようになってしまったのです。

その結果、

いつも一方通行の便利な道がいつの間にか通行止めになった

この道が通れないとこんなに不自由で辛かったのかと。

もしかしたら子供のほうはもっと苦しんでいたのかもしれません。

その結果通行止めにする選択をしたのです。

こうすれば子供との関係を修繕していくことができる

子供は本当は親とたくさん話をしたいし聞きたいのですが、親の無神経さや、大人が子ども扱いすることによって、話をするたびに傷ついていました。

そうなってしまったらもう関係性を修復することはできないのでしょうか。

そんなことはありません。

他人なら無理なことでも親子なら必ずできます。

子供を優越感を味わう道具にしない

いつも叱ってばかりいたので、いつの間にか子供が下で大人が上という考えになっていませんか。

だからちょっと逆らうものなら怒鳴りつけたりしてしまうのです。

子供はペットではなく成長過程にいる人間です。

そのままだと親の悪いところを受け継いだ大人に育ってしまいます。

間違いはしっかり認め謝る

子供を下だとみなしていると、

「下の人に謝ると、今度は自分が見下されてしまうのでは」

と考えてしまいます。

自分が間違っていてもそのまま通していくと

「この人は間違いしか言わない」

と思って、話を聞かなくなってしまいます。

こうならないためにも、間違っていたらちゃんと謝ることをおすすめします。

しっかり謝ると、子供は反対に尊敬するものです。

「子供にそんなことができる大人はすごいな」

という具合に認めてくれます。

いつまでも子供だと思わない

親は子供を抱っこしていた思い出や、寝顔をみてそっと動いていたことなどを覚えているから、子ども扱いしてしまうのです。

ご存じの通り子供の成長は速いものです。

親子の会話がなくなってしまい、

子供は本当は自分のほうから話しかけたいのだけれど、今までの状況から跳ね返されてしまうと判断してしまっているのです。

それにずっとこの気まずい状況のままで、もし親である自分がこの世を去らなければならなくなったら、子供は一生後悔することになってしまいます。

子供の苦しむ姿を見たくないなら、自分から謝ってでも話しかけて安心させなくてはいけません。

子供が親との会話にしてほしいこと


子供は今まで育ててもらった両親のことは、口に出さなくても感謝をしていて、好きなのは変わりません。どんな対応を望んでいるかが関係修復のカギを握っています。

励ましや応援などの言葉を言ってほしい

「宿題頑張っているね」

「歯磨きえらいね」

など当たり前と思っていることでも、続けてほしいことには、しっかり評価してあげてください。

言われて嫌な気持ちはしません。

 

さいころと違って相づちや反応が薄い

子供が小さいころは、きっと親は今より笑顔が多かったはずです。

「すごいな」「えらいな」

などの反応も薄くなっているはずです。

そういったことが少なくなってきているのを子供は感じていて、

「自分は評価されていないのかな」

と寂しくなっているのかもしれません。

だから以前ほどでなくても、たくさんの笑顔を見せてあげることが大切です。

 

どうしてそうなのか理由をしっかり説明してほしい


「子供は黙っていなさい」
「子供は早く寝なさい」
「子供は親の言うことを聞いていればいいの」
など決めつけた言葉を言ってしまったことはありませんか。
子供のほうは納得していませんが、大人に威圧されて黙っていただけです。
そして子供が成長したらその圧力がきかなくなってきたので反抗してきます。

「子供は寝ているときに成長しやすいからだよ。大人は出来上がっちゃってるからね。でも私も早く寝るからね。ごめんね。」

子供のために辛い仕事から帰ってきた大人も、「子供の寝顔」という報酬をもらってます。

まとめ

話をするたびに傷ついていたから話さなくなった
一方通行の道が通行止めになるととても困る
親は間違いはしっかり謝る
仲良く幸せになってください。