依存症の人の共通の考え
酒たばこ甘いもの、薬ギャンブルと、たくさんの依存症があります。
依存症の人には共通の考えがあります。
それを知ることが依存症の予防や、依存症からの脱出につながります。
依存症の人の共通の自分は悪くないという考え
✅自分は悪くない 周りの人が悪い
周りの人のせいで強いストレスを感じたからやめられなくなっていると考えます。
ことの始まりも、理不尽なことをされたというストレス。
「有名人特有のプレッシャーからきたストレス」
とかかっこいい理由を言っています。
要は
「人のせい」です。
この考えがなくならない限り繰り返します。
人のせいにする人は、成功者にねたみをもって
「あいつは運が良かった」
という言葉で片づけます。
自分が辛い思いをしていてあいつは成功して楽しい生活なのは運だけだと考えています。
「あのとき警察に話しかけられなければ・・・運が悪かったなあ」
反省するのは、「運が悪いときに出歩いたこと」などです。
✅依存症を病気のせいにする
アルコール中毒だなど自分は病気でかわいそうだと思っています。
しかし実際は自分のことが可愛くて仕方がないだけです。
アメをくれすぎてきたことに問題があります。
✅環境や国の制度のせいにする
「日本はパチンコがあるのが悪い」、「競馬が盛んなのがよくない」
など国のせいにします。
恵まれているからこそできるものばかりです。
自分の計画性のなさが招いた事態を人のせいにしています。
✅病気のせいにする
私は一切悪くない。依存症という病気が悪いのです。
こんな考えでは治りません。
認めるのが怖いからそう言っているだけです。
風邪を引くにも自分に責任はあります。
手洗い、うがいをしっかりしていなかった、寝不足になっていた。栄養が足りなかった、温度調節やマスクを怠った。
など責任は生じます。
薬物も始まりは自分の判断ミスです。
逃げ癖がついてしまった今までの生活に問題があったはずです。
依存症は責任を持たないようにしていると治りません。
✅依存物で自分を高めようとしている
毎日の生活で「誰かに負けている」と勝手に思い込んでいると、
人をねたんだり劣等感が強くなってしまいます。
相手より優位に立とうとして依存物に手を出してしまいます。
負けていると考えることから直さなければなりません。
勝ち負けはありません。
審判もいません。
ぶれている自分が勝手に審判を始めてしまったので不利な判定を自分にしています。
時間の使い方に勝ち負けはありません。
✅本当の理由を隠す
依存物をやめられない本当の理由を自分は知っているはずです。
場所も分かるはずです。
あなたが隠し持っているものが本当の理由です。